橿原が18年ぶり4強 序盤の攻勢で先発・上を援護 次戦は因縁の智弁学園「気持ちでみんなで頑張りたい」

 「高校野球奈良大会・準々決勝、橿原11-6橿原学院」(23日、さとやくスタジアム)

 橿原が2007年以来となる準決勝進出だ。初回、1死満塁の好機で山田翔天外野手(3年)の押し出し死球、山村侑汰内野手(2年)の右前適時打などで3点を先制し主導権を握った。

 「あれで上(将太郎投手、3年)も投げやすくなったでしょう」と甲斐正樹監督(35)が話したとおり、先発の上は点差が開いた五回途中まで投げ、3安打、1失点と役目を果たした。

 190センチの長身から角度あるMAX140キロの直球に、縦横2種類のスライダーなどを操るが「変化球がよく決まってくれた」と強打の橿原学院をねじ伏せた。

 自分が生まれた年以来のベスト4に「そうなんですか?」と目を丸くした上。次戦の相手は84年、過去一度だけ進んだ決勝で甲子園進出を阻まれた智弁学園。「気持ちで、みんなで頑張りたい」と夢舞台に目を向けた。

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