作新学院 4年ぶり夏切符へ圧倒 小針監督不在もチーム一丸 葭葉主将「やるべきことやる」

 「高校野球栃木大会・準々決勝、作新学院11-1幸福の科学学園」(23日、エイジェックスタジアム)

 名門の誇りだ。10連覇を果たした2021年以来となる夏の頂点を狙う作新学院が、五回コールド勝利で4強入り。プロ注目のエミールらを擁し勢いに乗る幸福の科学学園を相手に貫禄を示した。

 序盤からリードを奪うと、10-1の五回無死二、三塁で代打・小川亜怜外野手(3年)が“サヨナラ打”を放ち試合を決めた。3安打と気を吐いた主将の葭葉慶治外野手(3年)は「相手どうこうより、やるべきことをやっていれば結果はついてくると、いつも言っている」とうなずいた。

 今夏は不適切指導により謹慎中の小針崇宏監督(42)に代わり、コーチだった佐藤充彦監督(41)が指揮を執る。大会直前に起こった事態にも「甲子園に行くという目標は変わらない。いろいろあったから負けたと言い訳を作りたくなかった」と葭葉。一丸で4年ぶりの夏の聖地を目指す。

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