花巻東が3年連続13回目の夏の甲子園出場 佐々木監督「これだけ険しく苦しく長い夏は初めて」 18年ぶりのノーシードから初の夏岩手3連覇
「高校野球岩手大会・決勝、花巻東8-4盛岡大付」(24日、きたぎんボールパーク)
花巻東が3季連続、夏は3年連続13回目の甲子園出場を決めた。
夏の岩手大会3連覇は戦後では初めて。
初回に1点を先制した花巻東は、五回に打者10人の猛攻で4連続を含む5長短打を集中して一挙6点を追加。7-0とリードを大きく広げた。
六回に2点を返されたが、七回に1点を追加。九回に2点を返されたが逃げ切った。
18年ぶりのノーシードで臨んだ今大会。優勝監督インタビューで佐々木洋監督は「振り返ると長く監督をしているが、本当にこんだけ険しく苦しく、長い夏は初めてだったです」と振り返った。五回の猛攻は「前半に細かいミスが多く流れを失って非常に嫌な展開だと思っていた。あそこで追加点を取れたのがよかった」と話した。
先発した2年生の萬谷堅心投手が4失点完投。佐々木監督は「最後の八回あたりから足もつっていたが、もう萬谷しかいないと思って居た。本当に最後まで投げてくれた」と目を細めた。
最後に岩手51校の代表として臨む甲子園への意気込みを問われると「花巻市に多大なる支援をいただいて学校、野球もここまできた。そして卒業生も世界で活躍してくれてます。本当にこの場を借りて花巻市の皆さんに深く感謝申し上げたいと思います」と地元からの応援に感謝。「甲子園では花巻市、岩手の代表として、とにかく一戦必勝でこの夏臨んできたので、この戦いのスタイルを変えずに臨んでいきたい」と誓った。





