偏差値70超進学校の小野が劇的サヨナラで4強 シード校撃破で北垣監督大興奮「すごい子らやな」
「高校野球兵庫大会・準々決勝、小野4-3三田学園」(24日、ほっともっとフィールド神戸)
偏差値70超を誇る進学校・小野がシード校の三田学園に逆転サヨナラ勝利で4強入りを果たした。
劇的な幕切れだった。1点リードの九回。2死二塁から連打で2点を失い、勝利目前から一気に崖っぷちに立たされた。ドラマはその裏。2死満塁を作り、代打・松井敬悟外野手(2年)が三塁を強襲適時内野安打を記録。三塁手が打球を弾いた間に二塁走者も生還し、決着した。
北垣賢高監督は「ベンチで選手の顔がギラギラしていて、こいつらやってくれるんじゃないかと。すごい子らやな、こんな力出すんだな」と感嘆。試合直後、興奮で息も切らしながらナインを称賛した。
松井は代打で出場する直前に前の打者が申告敬遠を受けた。「やばい、やばい、やばい、やばいとなりました」と極度の緊張感に襲われるも腹を決めてバットを握った。「初球を振ってやろうと思っていた」と狙い通り振り抜き、劇的勝利の立役者となった。





