日本ハム・新庄監督 初戦落とし首位陥落もポジティブ「盛り上がっていきましょう」
「日本ハム2-5ソフトバンク」(29日、エスコンフィールド)
暗さはない。「何カ月もソフトバンクさんの背中を追いかけて、やっと追いつくことができましたね…ものは考えよう」。開口一番、日本ハム・新庄監督は軽くボケて笑った。首位攻防初戦に敗れて4日以来の2位転落も、これがスタートラインだ。
先発の山崎が2本のアーチに沈んだ。初回に周東の先頭弾を浴びると、同点の四回には山川に痛恨の勝ち越し3ランを被弾。指揮官は「真剣勝負をして、山川くんの方が野球がうまかったっていうだけのこと」と敵の強さも淡々と受け止めた。
この日1カ月半ぶり1軍に再昇格した松本剛が、いずれも得点に絡む2安打。明るい材料もある。ソフトバンクとはゲーム差なし。「何回目の開幕、これ?3回目?いいじゃないですか。盛り上がっていきましょう」とまた笑った新庄監督。王者とのマッチレースを見据え、胸を躍らせた。




