巨人が快勝 開幕投手の戸郷が6回無失点で今季3勝目 守護神マルティネスは4年連続30S 打線は六回に岸田、増田陸の連続適時打で援護
「中日0-2巨人」(30日、バンテリンドーム)
巨人が快勝で再び勝率5割に復帰した。開幕から不振のエース・戸郷が約1カ月ぶりとなる1軍復帰登板。序盤のピンチを切り抜ける粘りの投球を展開し、6回4安打無失点、109球の熱投で今季3勝目を挙げた。
立ち上がりから中日打線に攻め込まれた戸郷。初回1死からは田中の左翼線二塁打を起点に2死一、三塁とされるが、ボスラーを二飛に仕留めて無失点で切り抜ける。
続く二回は無死一、二塁の危機を招くが、村松を遊撃への併殺打に打ち取るなどで中日に先制を許さなかった。三回以降は立ち直り、四、五回は中日の打者に粘られながらも2イニング連続で3者凡退に抑え、エースの意地を示した。
戸郷の粘りに、打線が六回に応える。2死一、二塁として5番・岸田が左前への先制適時打、続く6番・増田陸も左前適時打を放ち、エースの2点の援護をもたらした。戸郷も六回2死一、二塁とするが最後は板山を遊ゴロに仕留めて、救援陣に後を託した。
2年連続開幕投手を務めながら、今季は開幕から不振。6月23日に出場選手登録を抹消されて2度目の2軍降格となり、復活へ向けての取り組みを続けてきた戸郷。悩めるエースが復活を印象づけるマウンドとなった。
2点差の九回を締めた守護神のマルティネスが4年連続30セーブとした。



