「ＤｅＮＡ１－２ヤクルト」（３０日、横浜スタジアム）

　ＤｅＮＡの先発・バウアーが６回４安打２失点で９敗目（４勝）を喫した。

　敗れたしたが、この日は初回から１５０キロの速球で内山を見逃し三振に仕留め、ソードセレブレーションを繰り出すなど快調な立ち上がり。二回は村上を変化球で空振り三振に仕留めたものの、２死後に山田に先制ソロを被弾。六回は先頭の赤羽に四球を与えると、続く内山に左中間を破る適時二塁打を浴びた。

　試合後は速球もナックルカーブも「どちらもきょうはいい球だった。１点だけ、ホームランを許したカーブは甘いところにいってしまったのが反省点」と振り返ったバウアー。取材中には笑顔も見せ「きょうの試合は普通の野球というか。弱い当たりが野手の方に飛んでくれ、強い当たりがヒットになる試合だった。アンラッキーな部分があまりなくて、ノーマルな試合だったかなと思う」と理由を説明した。

　好投した自身に黒星がつき、チームも１点差の惜敗で４連敗。「チームとしてはずっと勝ち星を挙げられなくて残念な気持ちはあるが、試合を勝つには個々の選手がそれぞれのベストを出すことが必須条件」と冷静に話した。

　前日に故障から復帰したヤクルト・村上に対しては、二回の第１打席は空振り三振。四回は四球を与えたが、六回は二飛に仕留めた。「実は昨日まで戻ってきてると知らなくて。彼が戻ってきてすごくうれしかったのと、楽しいマッチアップだった。きょうはスプリットとカットボールがすごく良かったのと、バットをへし折ることもできたので、そのへんはよかった。四球を与えてしまったが、すごく楽しいマッチアップだった」と振り返った。