巨人・戸郷 復活!粘投6回0封 約1カ月ぶり4勝目「真っすぐの質の良さを取り戻したのが勝利の要因」

 6回裏を投げ終えてベンチに戻る戸郷
 6回、2死一、二塁のピンチを切り抜け、捕手岸田(右)に肩をたたかれる戸郷
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 「中日0-2巨人」(30日、バンテリンドーム)

 確かな復活の一歩を刻んだ。約1カ月ぶりとなる1軍マウンドに立った巨人のエース・戸郷。初回2死一、三塁の危機にボスラーを二飛に、二回無死一、二塁では村松を遊撃への併殺打に仕留めるなど、粘りの投球でスコアボードにゼロを並べた。

 「無失点に抑えられたところが一番良かった」と戸郷。その力投に打線も応える。両チーム無得点の六回に岸田、増田陸の連続適時打で2点を援護。その裏、戸郷が「一番のターニングポイントだった」という2死一、二塁の危機をしのぎ、6回無失点。6月8日・楽天戦(東京ド)以来の今季3勝目を手にした。

 開幕から不振で6月23日に2度目の2軍降格。そこからは疲労を取ってコンディションを整えることに始まり、桑田2軍監督と力感のないフォームから威力ある直球を投げることに取り組んだ。「真っすぐの質の良さを取り戻したのが勝利の要因」。自信に満ちた表情が、その成果を物語っていた。

 「粘って粘って良い投球だった」と阿部監督も称賛。首位・阪神に優勝マジックが点灯し、厳しい道のりは続く。それでも「借りをしっかり返したい」と話すエースの復活が、猛虎を追う力となる。

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