ヤクルト・山田 池山超え!球団新通算305本塁打 恩師の記録更新「本当に光栄」 チーム3年ぶり8連勝
「DeNA1-2ヤクルト」(30日、横浜スタジアム)
強烈なメモリアル弾だった。ヤクルト・山田が池山2軍監督と並んでいた記録を抜いて通算305本塁打とし、球団歴代単独トップに浮上。「本当に自分がこんなにホームランを打てるバッターになるとは想像もしていなかった。すごい驚いています」と充実感を漂わせた。
二回。バウアーのカーブを捉えると、放物線を描いた白球が左翼席に消えた。先制の6号ソロに「ちょっと上がりすぎたかなとは思ったんですけど。しっかりフルスイングできた」と手応えも口にした。
池山氏には入団当初から打撃コーチとして指導を受けた。足を上げる打撃を完成させるきっかけを与えてくれた恩師だ。「そういう方の記録を超えたのは本当に光栄なこと」。同氏の現役時代は球界屈指のホームランアーチスト。山田も「もっともっとホームランを打ちたい。毎日打てるように…、そういうわけにはいかないですけど。そういう気持ちをしっかり持ってバットを振り続けたい」と覚悟を示す。
ヤクルト一筋15年で偉大な記録を更新した。「自分の力だけでは絶対ない。ヤクルトじゃなかったら記録は達成していないというのは自分自身が一番感じています」。チームは3年ぶりの8連勝で5位・広島に3・5ゲーム差、3位・DeNAに6・5ゲーム差に迫った。主将を務める背番号1が感謝の思いも込め、ツバメ軍団を引っ張っていく。




