日本ハム 新庄監督の左腕に2つのリストバンド 結果は強攻策で先制点→直後に外してスクイズ敢行 球宴の失言を逆手に?

 2回、赤いリストバンドを片腕に2つ着けて、笑顔を見せる新庄監督(右)=30日
 2回、水野のスクイズで生還した石井(38)を迎える新庄監督(30日)
 2回、赤いリストバンドを片腕に2つ着ける新庄監督(中央)=30日
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 「日本ハム5-4ソフトバンク」(30日、エスコンフィールド)

 日本ハムの新庄剛志監督が試合中に“陽動作戦”とも思われる行動をとったシーンがあった。

 0-0で迎えた二回1死二、三塁の場面。松本剛の打席でベンチに座っていた新庄監督は左腕に赤いリストバンドをつけて笑みを浮かべた。オールスターで達が中継席に座った際、左腕にリストバンドを2個つけたらスクイズのサインと漏らしてしまい、話題を呼んでいた。

 だが松本剛は初球からヒッティング。一度もバントの構えをすることなく、追い込まれながらもしぶとく右前へはじき返した。これが相手の失策を誘って先制点を奪った。

 その直後、水野の打席で鮮やかなスクイズを決めた。これには指揮官もベンチでガッツポーズ。この時、左腕のリストバンドは一つだった。負けられない首位攻防戦で相手ベンチを惑わす仕掛けを繰り出していた。

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