金足農 吉田大輝の帽子に「天下」の2文字 兄・輝星からのメッセージ グラブにも刺しゅう「輝星を絶対に超えてやる」
第107回全国高校野球選手権大会の甲子園練習が31日、甲子園球場で行われ、オリックス・吉田輝星投手を兄に持つ吉田大輝投手(3年)は、帽子に「天下」と書き込んで全国の舞台へとお戻ってきた。
「天下」の2文字には理由がある。この日は兄から贈られた赤いグラブをはめて甲子園練習に参加。マウンドで投球練習を行う際も赤いグラブだった。
そのグラブにも「天下」という刺しゅうが入っているといい「小学生の時に輝星をスタンドで見てから絶対に超えてやると思ってやってきた。その集大成をチームで出し切って結果的に輝星を超えられたら」と力を込める。
昨夏は初戦で西日本短大付と激突し、7回9安打5失点でチームを勝利へ導けなかった。「去年、情けない姿を見せたのでそのまま終われないですし、輝星からやる気っていうのをもらったので、次は自分が輝星に勇気とかを与えられるようにしたい」。右肘のトミー・ジョン手術から復活を目指し、リハビリに励む兄に勇気を与えられるよう、もらったグラブと「天下」の2文字を胸に甲子園のマウンドに上がる。




