DeNA・藤浪「ストライクゾーンの認識改めないと」3年ぶり復帰で日米の違いを感じる

 8回に登板した山崎にベンチから声をかかる藤浪(撮影・西岡正)
 3回、思うような投球ができず、声を上げる藤浪(撮影・西岡正)
 8回を無失点に抑えた山崎(右)とタッチを交わす藤浪(撮影・西岡正)
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 「イースタン、西武-DeNA」(31日、ベルーナドーム)

 3年ぶりに日本球界に復帰しDeNA入りした元阪神・藤浪晋太郎投手=前マリナーズ傘下3Aタコマ=が2度目の実戦登板で、3回無安打無失点、1奪三振、2四球、46球だった。

 課題としていたNPB球での変化球の感覚も取り戻しつつあるようで、「スライダー系でもカウント取れましたし、持ってる球はとりあえず投げられたので良かったんじゃないですか」と藤浪。一回には平沼に投じた低めのスプリットで空振り三振を奪い「NPBはあの辺まで振るなと改めて感じた」とうなずいた。

 球審にストライクゾーンの確認をするなど、日米での相違もテーマのひとつとして臨んだ。ストライクと思った球をボールと判定される場面もあり、思わず苦笑いも。「ストライクゾーンの認識もやっぱり改めないといけないなと思いました。その辺はこれからもっとすり合わせていく必要があるのかなと思います」と話した。

 左打者を両打ち2人含め7人並べられた打線だったが、右打者の渡部、是沢にも変化球を主体に慎重に打ち取った。この日の直球の最速は155キロだったが、制球を重視の投球も垣間見え、「先発をやって、リリーフはブリブリ投げていいと思うんですけど、そんな感じではないので。複数イニング、まして3イニングは数年ぶり」と話した。

 1軍昇格への期待は高まっている。藤浪は「(イニングは)伸びると思います。まだ話してないです、次回については」と話すにとどめた。

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