オリックス・九里 6回途中2安打0封で後半戦初星 自力V可能性も復活「みんなが守ってくれた」
「オリックス1-0西武」(15日、京セラドーム大阪)
満足はしていなかった。リリーフ陣ら仲間の助けがあっての白星。「みんなが集中力を保った状態で守ってくれた」。オリックス先発の九里亜蓮投手は自身の後半戦初白星をかみしめた。
走者を出しても生還させない。三回までに3併殺。スライダー、チェンジアップなどの組み合わせが絶妙だった。四回2死ではネビンへの初球に78キロの超スローカーブで意表を突いた。七回2死三塁の場面で交代を告げられ「(最後まで)任せてもらえるピッチャーにならないと」。それでも6回2/3を2安打無失点と十分な内容だった。7月6日のロッテ戦以来の勝利でチームトップに並ぶ8勝目。次回は独りで投げ抜きたい。
試合前は先制の決勝打を打ってくれた同学年の杉本と「いったろうや」と気合を注入し合った。自力優勝の可能性も復活。勝利のため右腕を振り続ける。




