「監督投げますねって」天にボール掲げた松井秀喜氏 長嶋茂雄追悼試合始球式終え笑顔 右打席に原氏、左打席に王氏には「久しぶりにビビりましたけど」

 「巨人-阪神」(16日、東京ドーム)

 「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催され、長嶋氏のまな弟子だった巨人OBの松井秀喜氏がセレモニアルピッチを務めた。この試合は巨人の全選手、スタッフが背番号「3」のユニホームを着て試合を行う。

 左打席には長嶋氏とON砲コンビを組んだソフトバンクの王貞治球団会長、右打席には元監督の原辰徳氏が立った。元監督の高橋由伸氏が審判役、捕手役を阿部慎之助監督が務めた中、マウンドに上がった松井氏は天にボールを掲げた後、力強いボールを投げ込み、阿部監督が捕球。王氏、原氏はスイング、高橋氏はストライクをコールした。松井氏は笑顔を浮かべ、天に向かって手を振った。

 大役を終えた後、取材に応じた松井氏は「ホッとした感じですかね。両打席に大レジェンドがおられましたので、久しぶりにビビりましたけど。でもよかったです。監督が見守ってくれたんじゃないですかね。投げますよって、監督投げますねって。とにかくちゃんと投げなきゃと。それだけでした」と、穏やかな表情で振り返った。

 ファンの大声援には「監督も一番喜んでると思います。常にファンの皆様に気持ちが向いている方だったので。ファンの皆さんがこうやって喜んでくださるのは、監督自身が一番喜んでいると思います。それだけ大きな存在だった。現役時代に同じ時代は生きていないのでわかりかねますけど、それだけ野球の枠を超えた大きな存在だったと思う。昨日の試合があまりにも素晴らしかった。昨日ぐらいから監督がパワーを送ってるんじゃないかと」と、うなずいた。

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