「全国高校野球選手権・３回戦、関東第一４－１創成館」（１６日、甲子園球場）

　関東第一（東東京）が競り勝ち、２年連続でベスト８に進出した。

　昨夏の甲子園では京都国際に敗れて準優勝。三回に初球を振り、２点適時打を放った坂本は「去年の決勝は最後の打席で初球を振れなくて三振し、悔しい思いをした。初球から振ることをずっとやってきた」と胸を張った。

　投手陣は先発・石田から背番号１を背負う坂本への継投。しぶとい創成館を１失点に抑え、逃げ切った。

　次戦は日大三（西東京）。夏の甲子園では２０１０年の関東第一－早実の３回戦以来、１５年ぶり４度目の東京対決となった。

　坂本は東京対決に「東京ですか…」と笑ったが、「打力がある。やりたいと思っていた」と意欲。関東第一・米沢監督は「東京で日大三校さんはトップを走っている。うちは挑戦者、胸を借りて。ただ、臆することなく正々堂々と。何とか守って食らいついて終盤勝負ができれば」と語った。

　両校が甲子園で両校が対決するのは、春夏通じて初めて。例年３月初旬に練習試合を実施していたが、今年はできなかったという。