21年まで広島コーチの山田和利さん死去 60歳 俳優・山田裕貴さんの父 中日と2球団で活躍し指導者として貢献
中日、広島で選手として活躍し、両球団でコーチも務めた山田和利さんが16日に亡くなっていたことが26日、明らかになった。60歳。愛知県出身。息子で俳優の山田裕貴が公式インスタグラムで公表した。4年前にがんを患い闘病していたという。
山田さんは1983年度ドラフト会議で東邦から地元中日に4位指名を受け入団。レギュラー定着こそなかったが、堅実な守備でチームに貢献した。90年オフに中日・星野仙一監督、広島・山本浩二監督の友情トレードが成立。音重鎮外野手とともに長嶋清幸外野手との2-1の交換トレードで広島に移籍した。
移籍2年目の92年には規定打席こそ達しなかったが、75安打を放ち打率・282を残した。95年も82安打を放った。そのオフに中日に復帰し96年限りで現役を引退した。
引退後は中日、広島でコーチ、フロントで活躍。2015年から21年までは広島の2軍コーチを務めていた。
息子で俳優の裕貴は26日、【生前、父 山田和利を支えてくださった皆様へ】と題して公式インスタグラムを更新。山田さんの死を公表した。
インスタグラムには「私たち家族が今日までやってこられたのは、父がプロ野球の世界で懸命に働き、支えてくれたおかげです。これまで父を支えてくださった球団関係者の皆様、球団OBの皆様、そして、父を応援してくださった皆様、深く深く感謝申し上げます」と父へのお礼と家族として父をささえた人たちに感謝をつづっていた。





