オリックス・九里 7回1失点 チームトップ9勝目 122球熱投「もっと投げられるよう頑張りたい」
「西武1-8オリックス」(29日、ベルーナドーム)
湿気のこもるベルーナドームのマウンドで汗を滴らせ、オリックス・九里亜蓮投手が122球の熱投。9月1日に34歳になるベテランが7回1失点。チーム単独トップの9勝目をマークし、Aクラス死守に貢献した。
「何とか粘れた。早い回に(味方が)点を取ってくれたので、打者一人一人と勝負できた結果」
多彩な変化球を駆使して相手打線に連打を許さず、広島時代に最多勝(13勝)のタイトルを獲得した2021年以来の2桁白星に王手をかけた。
宮城、曽谷、田嶋の左腕3人がコンディション不良や再調整で登録を外れており、先発の台所事情は苦しい。長いイニングの投球を要求される中、注文通りの内容だったが、満足はしていない。「(7回を)投げ切れて良かったが、もっと投げられるよう頑張りたい」。クライマックスシリーズ進出を争う4位・楽天とのゲーム差を5に広げた。





