ヤクルト・村上 止まらない!直近6戦7発 2ラン&満弾6打点 岐阜で100号メモリアル弾「すごくうれしい」
「巨人1(降雨コールド)12ヤクルト」(4日、ぎふしん長良川球場)
衝撃的な打棒の大爆発だった。ヤクルト・村上宗隆内野手が決勝弾&今季自身初の満塁弾をかっ飛ばすなど3安打6打点の大暴れ。「今日勝てたことが一番うれしい」と達成感を漂わせた。
初回2死三塁の場面では又木の直球を捉え左中間席にたたき込む2戦連続の16号先制2ラン。前夜の第4打席で本塁打を放っており2打席連発となった。四回は泉のカーブを強振して右翼席に運ぶグランドスラムだ。「しっかり押し込むことができました」。雨が降り注ぎ、中断も挟む中、黙々と打ちまくった。
岐阜のファンを騒然とさせた4番。2本目の花火が長良川球場でのNPB通算100号メモリアル弾となった。「すごくうれしいです。(地方球場の試合は)年に1回とかなんで。こういうゲームができて良かったです」と満足げだ。
これで直近6試合で7発目。7月末に上半身の故障から1軍復帰後、33試合で17本目のアーチとなった。リーグの本塁打ランキングでも16本のDeNA・牧を抜いて単独3位に浮上し、20本で2位の森下にも3本差と接近した。
驚異的なペースでアーチを量産しているが「あんまり何とも思ってないです」と平然と語る。「その打席に集中する。もっとより良くなるために考えている。別に終わったことですし」と過去を振り返ることも全くない。
主砲の奮起もあって打線は今季初2桁となる12得点と大爆発し連敗を2で止めた。「明日も打てるように頑張りたい」。レギュラーシーズンは残り25試合。ポスティングシステムでのメジャー移籍によって今季、日本でのプレーが最後になる可能性もある男が、もっともっと大暴れする。





