鉄壁の広島商 5戦無失策で2年連続中国大会 持ち味発揮!中本主将「続けていきたい」

 「秋季高校野球広島大会・3位決定戦、広島商7-0山陽」(11日、鶴岡一人記念球場)

 決勝と3位決定戦が行われ、決勝は広陵が5-4のサヨナラで崇徳を下し、2年ぶりの優勝を果たした。今夏、部内での暴力事案が明るみとなり、監督交代などを経て迎えた今大会で結果を残した。3位決定戦では、広島商が7-0で山陽を下し、2年連続で中国大会進出を決めた。上位3校は来春の選抜大会出場校の参加資料となる、秋季中国大会(24日開幕・ユーピーアールスタジアムほか)に出場する。

 持ち味を発揮した勝利だ。荒谷忠勝監督(49)は「粘り強くやろうという話をしていた。しっかりプレーしてくれた選手に感謝」と目尻を下げた。ほころびを見せない鉄壁の守備。無失策で、2年連続の中国大会切符をつかみ取った。

 初回、右翼手・名越貴徳(2年)が流れをつくる。2死二塁からの右前打を本塁へ好返球し、先制点を防いだ。五回のピンチでは、遊撃手の中本拓志主将(2年)の好守が光った。今大会は5試合で無失策。これが“広商野球”の真骨頂だ。

 昨秋は中国大会で優勝し、初出場した明治神宮大会でも準優勝。しびれる試合を重ねるたびに、チームはたくましさを増した。中本主将は「中国大会でも(無失策を)続けていきたい」と力を込める。代名詞である堅守を武器に、2連覇を狙う。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス