マエケン新妻、手料理持参でラブ注入
沖縄市でキャンプ中の広島・前田健太投手(23)の援軍に8日、早穂夫人(26)が駆け付けた。栄養士の資格を持つ新妻は手料理の特製ひじきの煮物と果実酢を差し入れに沖縄入り。午後に球場に現れると、遠くから夫を見守った。キャンプも疲れのたまるころ、鯉のエースに愛の力が注入された。
気温12度に風もあり、冷え込んだ沖縄市野球場の午後、生足、ホットパンツのひときわ目立つ美人がさっそうと現れた。鯉のエース・前田健を射止め、今年1月1日に結婚したタレントの成嶋早穂、26歳。左手薬指には宝石のちりばめられた指輪をし、幸せ全開オーラを南国に漂わせた。
親交深い中東の妻・あゆみさんとともに結婚後初のキャンプ訪問。球場では会えなかったが、陸上競技場でランニングをする夫を遠くから見つめた。その後、球場に戻り、ネットに張り付き、中東らに声援を送った。
「寒いですね。暖かいと思って薄手しか持ってこなかった」と苦笑い。それでも「遠めに見て、走るの速いんだな、と。本人は気付いてないでしょう」と久々に夫の元気な姿を見た顔はアツアツだった。
前田健が「食事面の知識をたくさん持っている」と言う愛妻は栄養士の資格を持つ。普段から疲れに効くクエン酸など「酸っぱいものを取るよう」夫に勧めている。沖縄入りの今回も「疲れと体にいいものを作ってきました」と特製のひじきの煮物と果実酢を差し入れに携えてきた。
前田健は1月14日から沖縄先乗り自主トレに出発。その後、テレビ収録などで顔を合わせたが、夫婦水入らずでゆっくりできる日は少なかった。
「寂しいですよね」とポツリ。ただ「電話は毎日してくれるので、本当にうれしい。普段でも電話でも本当に優しいんですよ。ケンカはしないし、わたしが不機嫌になったらなだめてくれる」と夫の普段の姿を明かし、のろけた。練習後、前田は「力になります」とだけ照れくさそうに話し、球場を後にした。
オフにはともに同級生の沢村(巨人)が結婚、田中(楽天)も3月下旬の結婚を発表した。今季、成績次第では夫だけでなく新妻らが比較されることにもなる。前田健は「奥さんがそう(成績が下がったなど)言われないよう頑張る」と大黒柱としての活躍を誓う。
昨春キャンプ中の宮崎・日南では密会をフライデーされ、騒動となったエースだが、新婚の今季は心配無用。愛妻滞在は10日まで。愛の力を得て、沢村賞奪回へ脇目も振らず突っ走る。