広島の白浜裕太捕手（２７）が、１２月に結婚することが２６日、わかった。お相手は兵庫県川西市出身の会社員・川村あゆみさん（２７）。高校２年時から、１１年の長い交際を実らせてのゴールイン。新たな家族の誕生を力に、来季こそ念願の正捕手獲りを狙う。

　鯉の次代を担う扇の要が、大きな“宝物”を手に入れた。新妻のあゆみさんは、女優・戸田恵梨香似の、目鼻立ちのくっきりした美女。１１年越しの純愛を実らせた白浜は「何でも的確にやってくれて、家のことは何でも任せられます。子どもはまだですが、２人ぐらいほしいですね」と顔をほころばせた。

　あゆみさんとの出会いは、２人が高校２年の時。白浜は大阪、あゆみさんは兵庫と、ともに関西出身で、共通の知人から紹介を受けた。白浜が「第一印象から、きれいな人だなと思った」と一目ぼれし、すぐに交際をスタートさせた。

　白浜は当時、広島・広陵高に在学中だったため、いきなりの遠距離恋愛。それでもあゆみさんは「（白浜は）昔からしっかりしていたし、まったく気持ちが揺らぐことはなかったです」と、順調に愛を育んだ。あゆみさんは高校を卒業後、白浜を追って広島へ。４年前から同居し、入団から７年間、２軍で“下積み”を続けてきた白浜を、陰で支えた。

　あゆみさんは野菜嫌いなど偏食の白浜のために、独学で料理を勉強し、バランスの取れた食事を用意しているという。白浜も「何でもおいしいんですよ。特に和食とか。食わず嫌いが多かったけど、だいぶ治りました」とノロけた。

　交際開始から９年を経た一昨年、白浜から「特別な言葉はなかったですけど、何となく」プロポーズした。あゆみさんの答えはＯＫだったが、当時の白浜はまだ１軍経験もなく、「彼がいろいろと大変な時でしたから…」と延期を決意。今季は１軍で３５試合に出場と結果を残したことで、晴れてゴールインとなった。

　この日は２人でマツダスタジアムを訪れ、松田元オーナー（６１）に結婚を報告。１２月２２日に婚姻届を提出し、ハワイで挙式予定だという。「今年もまだ、１軍で活躍できたわけじゃない。これを機に来年こそ、という思いはあります」と決意を口にした。最愛の伴侶のためにも、来季は自らが鯉党の“女房役”に定着してみせる。