中崎、今村の助言でフォーム改良!
広島・中崎翔太投手(20)が29日、宮崎・日南の天福球場でブルペン入りし、捕手を初めて座らせ67球を投げた。14日から同地でともに先乗り自主トレする先輩・今村猛投手(21)から助言を受け、投球フォームを改良。“今村流”で開幕ローテへと意気込んだ。
186センチ、90キロの巨体から豪快な直球が捕手のミットを打った。ゆったりしたフォームから、力強い踏み出し。昨季以上に迫力を増した「ニュー・中崎」の誕生だった。
今村から言われたのは「左足の使い方。もっと強く踏み出せ、と。後は腕の振り。僕は外振りなのでもっと(ベースに)真っすぐに出せ、と。後は重心移動の仕方です」と言う3点だ。
約2週間、今村に聞き、見てフォームを固めた。この日、並んでブルペン投球した師匠からは「強い球がいっていた」と、お褒めの言葉ももらった。
中崎も「しっかり投げられました。指にしっかりかかっていた」と満足げ。昨秋のフェニックス・リーグでは最速147キロを出したが「常時それくらいを出したい。目標は開幕1軍に入ること」と意欲。20歳の成長株が先発の座を一気につかむ。(荒木 司)