栗原、壺トレで完全復活だ…指鍛える

 広島・栗原健太内野手(31)が31日、壺(つぼ)トレを導入していることを明かした。壺は高さ20センチ程度の漬け物入れサイズで、開口部を右手でつかみ上下左右に運動。打撃の最後の押し込みではまさに“ツボ”となる薬指、小指を自室で鍛えている。この日は自主トレ休日を返上し、宮崎・日南の天福球場でティー打撃を入念に行い、1日からのキャンプに備えた。

 復活への“ツボ”はまさに壺にあった。栗原が1月17日から行った日南での自主トレ中、ホームセンターで高さ20センチ程度の「漬け物入れのような」(栗原)壺を購入。指のトレーニングに使用していることを明かした。

 「右肘を故障、手術してから薬指、小指が弱い。だから打球が押し込めない」。栗原によれば、5本の指のうち重要なのが薬指と小指。両指は腱が肩甲骨までつながっており、肘までの力しか伝えられない残り3本の指より、押し込む力を強く発揮するという。

 数年来の右肘痛、そして昨年5月の手術により、薬指、小指の力はダウン。それでも技術力でカバーしてきたが、肘痛から解放された今、弱点は克服するのみだ。

 かつては“マサカリ投法”で知られる元ロッテの村田兆治氏(63)が一升瓶を指に挟み、フォークボールを磨いた。栗原は壺の開口部を指でつかみ、自室で寸暇を惜しみ、上下左右に運動している。

 打球を最後に右手で押し込み「バットに長く乗っている感覚」が理想の打撃。打率・332、23本塁打、103打点の自己最高成績を残した08年の“指”がよみがえれば、目標の「打点王」も近づいてくる。

 この日は、休日を返上しランニング、ティー打撃を200スイングなど、1人黙々と約3時間の練習を行った。「肘はもう大丈夫」とキッパリ。キャンプを全開で戦える肉体は整った。

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