ソコロビッチ充実の31球 虎は警戒
「広島春季キャンプ」(3日、日南)
新外国人のミゲル・ソコロビッチ投手(26)が、1軍キャンプで来日初のブルペン入りし、捕手を座らせ31球を投げた。テークバックが小さい“野手投げ”で、球威ある直球、スライダー、チェンジアップ、ツーシームと変化球も低めに制球した。
受けた松本ブルペン捕手は「球は速い。140キロは出ていた」と話し、古沢投手コーチは「地肩は強い。制球の悪い印象はない」と評価。阪神の御子柴スコアラーは「戦力には間違いなくなる。テークバックが小さい分、打者はタイミングが取りづらい。外国人にはないタイプ」と警戒した。
セットアッパー候補に期待される右腕は「初日にしては良かったね」と満足顔。独特のフォームに関しては「打者は頭の後ろから球が出てくる、と言ってくれる。わざとではなく、小さいころからナチュラル」と胸を張った。