永川勝、足を高く上げない新投法で好投
「広島春季キャンプ」(5日、日南)
永川勝浩投手(32)が新フォームに手応えをつかんだ。今キャンプ初めてフリー打撃に登板し、堂林と木村に対して計48球を投げ、安打性の打球は4本。「リリースで力が抜けた時は、いい球があった」と納得した表情を浮かべた。
左足を高々と上げる独特のフォームから、静かに左足を上げるオーソドックスなフォームに変身した。それでも力のある球で、堂林、木村を詰まらせた。さらに新球スライダーも披露。「今のフォームになってスライダーを投げられるようになった。あとは実戦で使えるか」と笑った。
昨季はプロ入り後初めて1度も1軍に上がれなかった。永川勝にとって今年は背水の陣。「ここまでやってきたのは間違っていない。あとは結果を出すだけ」。生まれ変わった元守護神が1軍生き残りに必死だ。