堂林マルチ安打!天敵・吉見も打った
「オープン戦、中日0‐1広島」(2日、ナゴド)
状態は明らかに上向きだ。広島・堂林がチーム唯一のマルチ安打となる2安打を記録。この日で対外試合4試合連続安打と好調な打撃に、「僕はやることをやるだけ。今はそれができている」と、白い歯をのぞかせた。
ヒットを打った相手投手の力量を考慮しても、価値のある一打だった。二回、昨季0勝3敗とチームが一度も勝てなかった“天敵”吉見から、変化球を中前へ運んだ。
五回には伊藤の146キロの直球を右前打。「中日の投手陣はいいので、自分の調子を確かめられる。2本出たのはよかった」と、納得した表情で振り返った。
背番号7の後継者の活躍に、野村監督も目を細めた。「堂林がうまく2本打てたね」。昨年ブレークし、今年は進化を問われる1年。堂林なら、その重圧をはねのけそうだ。