マエケンぶっつけ開幕 指揮官の信頼不動

 広島・野村謙二郎監督(46)は15日、「何もなければ開幕はマエケン」と、当初の予定通り巨人との開幕戦(3月29日、東京ドーム)の先発を前田健太投手(24)に託す考えを明かした。日本時間18日にWBCの準決勝(米・サンフランシスコ)で先発後、中10日で“ぶっつけ”とはなるが、エースへの全幅の信頼は揺るがない。帰国後、本人の状態や意思を確認し最終決断する。

 信頼は不動だ。野村監督は楽天との練習試合後、「何もなければ開幕はマエケンだろう」と発言。開幕投手はエース・前田健が本命であることを明かした。

 指揮官はWBC期間中も直接連絡を取り、状態を把握してきた。早く仕上げたため2月の代表合宿で右肩の張りを訴えて不安視されたが、きっちり本番に合わせた。3日の1次ラウンド・中国戦、10日の2次ラウンド・オランダ戦で快投し、日本を勝利に導いた。

 日本時間18日には、米国でWBC準決勝の先発が控える。正式にシーズンの登板日が決定するのは帰国後、本人の状態、意思をチェックしてからになるが、昨年12月に野村監督は「そんなにヤワじゃない」と、早々と前田健を開幕投手に指名。そのプランに現段階で変更はない。

 もちろん難しいことは十分に理解している。前田健は「何もなければ開幕で行きたいけど、まずはWBC。海外に行って帰ってくるわけだし調整がどうなるか分からない」と話していた。日程的にも中10日で調整登板もなく開幕にぶっつけとなる。メンタル面での“燃え尽き”や、球の違いもある。

 指揮官は前田健が投げられない場合も想定し、代役にはバリントンを準備している。それでも「開幕投手はエースにとっての勲章。責任感の表れ」と、エースはすべてをはねのけると信じている。

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