広島12球団唯一勝ち星なし、野村が乱調
「広島2‐6ヤクルト」(3日、マツダ)
広島が開幕から1分けを挟んで4連敗。12球団で唯一勝ち星がない状況を続けた。野村が5回4失点(自責3)で降板した。
5回を投げて90球。だが野村には球数以上に、肉体的にも、精神的にもダメージが大きかったかもしれない。7安打を浴びて4失点。マウンドを中崎に譲った。
突然の乱調だった。一回は三者凡退に切ったが、二回、先頭の畠山から3連続長短打を浴びて、あっという間に先制点を献上。さらに無死一、三塁のピンチで、中村の打球をエルドレッドが失策して2点目を失った。続く川島にも痛打を浴びて3点目を奪われた。
五回は四球から崩れ、犠飛で失点。今季初登板を初勝利で飾ることができなかった。
打線はヤクルトの新人右腕、小川を攻略に苦しみ、六回まで2安打無得点。0‐6の七回、代打の栗原と前田智の連続適時打で2点を返したが、そこまでだった。