福井2軍落ち 登板3戦すべてで失点

 広島の福井優也投手(25)が6日、2軍に降格した。今季セットアッパーとして期待されていたが、登板した3試合すべてで失点。復調の気配がなく、2軍での再調整を命じられた。今後は七回の1イニングを、横山竜士投手(36)、河内貴哉投手(31)、中崎翔太投手(20)の3人のスクランブル態勢で切り抜ける方針だ。

 5日の阪神戦で5点差を逆転される敗戦から一夜明け、てこ入れが行われた。荷物を整理し、球場から出てきた福井は「昨日の負けは僕のせい。思い通りには投げられているけど、初球の入り方とかちょっとしたことだと思う。修正して(1軍に)帰ってくる」と厳しい表情を浮かべた。

 野村監督にとっては大きな決断だった。開幕前から福井、今村、ミコライオを勝利の方程式として起用し、1年間戦う青写真を描いていた。しかし開幕早々にその構想が崩壊。「メンタル的にも落ち込んでいる感じ。この先も彼の力が必要なので上がってきて欲しい」と福井の復活を願った。

 7日以降は総力戦で福井の穴を埋めることになる。山内投手コーチは「(相手打者の)右左を考えながらみんなで抑える」と右の横山、中崎に左の河内を交え、最善の継投策で乗り切る構えだ。

 非常事態に陥ったリリーフ陣。中崎は「与えられたことをやっていくだけ」と気を引き締めた。福井や故障で離脱中の永川勝が戻ってくるまで、全員でカバーするしかない。

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