鯉投よブラ抑えろ!お得意様Deたたく
広島投手陣が8日、新生DeNA打線を警戒した。9日からのDeNA3連戦には大竹寛投手(29)、ブライアン・バリントン投手(32)、野村祐輔投手(23)が先発予定。昨年は16勝6敗2分けとカモにした相手だが、“天敵”ブランコの加入で厳しい戦いになることは避けられなくなった。
昨年は対戦防御率1・47とDeNA打線を封じ込んだ鯉投手陣。しかし、この日のマツダスタジアムでの指名練習を終えた大竹は「DeNAはいい打線」と強調し、野村も「得点力は昨年より上がっている」と分析した。
印象が大きく変わったのは中日から移籍したブランコの存在だ。昨季はブランコに打率・378、7本塁打、18打点と好きなようにやられた。バリントンは「バレンティン(ヤクルト)、阿部(巨人)、そしてブランコの3人は強力な打者だね」とその実力をリーグ屈指と認めている。
中でも昨年、最も餌食になったのが野村だ。対戦成績は4打数3安打で3本塁打。顔も見たくないような相手だ。「昨日(7日のヤクルト戦)も3発打っている。向かっていくだけ」と自らに言い聞かせた。
チームが浮上するためにも負けられないDeNA戦。ブランコを攻略できるかがカギになる。「まず制球ミスをなくすこと。そして打者から低く遠くに投げれば長打はないはず」と山内投手コーチ。今季もDeNAをお得意さまにするためにも、最初が肝心だ。