戸田あぁ1回KO…制球難で2軍落ちへ

 「中日7‐1広島」(14日、ナゴド)

 広島・戸田隆矢投手(19)が初回、4四死球に3安打で4点を失い、わずか1回でKOされた。若さに期待した野村謙二郎監督(46)は「情けない」と気持ちの弱さにあきれ、2軍落ちを示唆した。リーグ内の対戦がこれで一巡し、6勝7敗1分けで3位。投手陣を再編し、本拠地で戦う16日からのDeNA3連戦で仕切り直す。

 若さで向かっていくどころか、気後れして自滅だった。初回、今季初先発の戸田はストライクが入らない。先頭・大島に四球を出すと、井端には死球。ルナ、和田に連続適時二塁打を浴びた後、また連続四球で満塁。荒木に中前へ適時打を許し、一挙4失点。4四死球の乱調で試合を壊し、1回で降板した。

 キャンプからアピールした19歳。抜てきした野村監督も完全に裏切られた。「精神的に弱い。若さで打たれて失敗するんならいいけど、力を付ける場で力を落とす投球は残念」と切り捨てた。「いいイメージはない。腹が立つというより情けない」と、2軍降格は避けられそうにない。戸田も「腕の振りが小さくなった。これからは怖がらず投げたい」と肩を落とした。

 2番手の梅津は2回2/3を完全に抑えた後、投手・山内に四球を与え、そこから3連打を浴びて3失点。指揮官は「野球にならない」と四球の絡んだ大敗にあきれた。

 開幕直後の低調を思えば、リーグ内対戦が一巡して借金1、3位は上々だ。指揮官は「中継ぎは登板過多にもなるし、どんどん入れ替える。現状のプランか、練り直すのか考える」と、投手陣再編を示唆した。右肩張りで13日に2軍降格となった野村祐に代わる先発候補には中村恭、武内が挙がっている。中継ぎも布陣を見直し、16日からの本拠地6連戦で再進撃態勢を整える。

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