エルド死球骨折 エースに続き4番も離脱
「広島0-2巨人」(20日、マツダ)
196センチの大男の顔が苦痛でゆがんだ。四回、先頭で打席に立った広島・エルドレッドの右手に、菅野の145キロのシュート系の球が直撃。一度は一塁へ歩いたが、続く松山への初球後、自ら交代を申し入れ、一塁ベンチ裏に消えた。
すぐに広島市内の病院で検査を受けたが、診断結果は最悪だった。「右第5中手骨骨折」。全治は未定だが、長期離脱は避けられない状態。21日に専門医の診察を受け、今後の方針を決定するという。
開幕から4番としてチームを引っ張っていた主砲の離脱。前田健の離脱と重なり、野村監督は「非常に苦しい、厳しい状況になった」と険しい表情を浮かべ、新井打撃コーチも「4番の骨折は大きいよ」と重苦しい口調で語った。
試合後、エルドレッドの登録抹消に伴い、首脳陣は大幅に選手の入れ替えを行うことを決めた。左の木村に代え、迎と小窪の右打者2人の昇格を決定。野村監督は「左右の打線のバランスを考えて」と説明した。
本来ならばニックやソコロビッチらの外国人を昇格させたいところだが、ニックは左膝痛再発、ソコロビッチは右肩痛でともにリハビリ組の3軍で調整中。4番には栗原、松山らが候補に挙がる。松田オーナーは「すぐに(補強には)動かない。それよりも栗原とルイスがどれだけやってくれるかだ」と現有戦力に奮起を促した。
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