中村恭、遅刻…ハム斬りで名誉挽回だ
広島の中村恭平投手(24)が27日、“大失態”をマウンドで取り返すことを誓った。マツダスタジアムでの全体練習の開始時間を間違え、遅刻を犯してしまったが、先発する28日の日本ハム戦(マツダ)で白星を挙げて名誉挽回を図るつもりだ。
さすがに気まずそうだった。練習開始から30分後、選手、首脳陣がグラウンドで体を動かしている中、中村恭が姿を現した。前日の試合後、27日の練習開始時間が午前11時から午前10時に変更されたことを忘れてしまったそうで、「(自宅にいた時に)マネジャーから電話があって、遅刻だと気付いた」と頭をかいた。
このミスを取り返すためにも、プレーで見せるしかない。4回4失点でKOされた19日のロッテ戦(QVC)以来となる28日の日本ハム戦。登板間隔が中8日とあくが、この日ブルペンで状態を確認し、「思ったより肩は軽くないし、(投球の)最後の方はよかった」と手応えを感じた。
古沢投手コーチから「罰金10万円と2軍、どっちがいい?」と遅刻ネタをいじられると、「10万円」と言い切った。もちろん冗談だが、中村恭は「でもやっぱり罰金を払うのかな」と戦々恐々の様子。それでもすぐに切り替え、「勝って(監督賞の)賞金で払いたい」とニヤリ。チームのためなのはもちろんだが、今回は自分のためにも絶対に勝たないといけない。