バリの腰回復…交流戦中に再発進じゃ
広島のブライアン・バリントン投手(32)が10日、交流戦中の復帰を目指すことを明かした。6日のロッテ戦(尾道)で右腰付近を負傷。現在もリハビリ中で楽天戦(12、13日・Kスタ)の登板は事実上不可能だが、「交流戦で投げることを目標にしている」と、15、16日の日本ハム戦(札幌)か、18日の日本ハム戦(マツダ)に照準を合わせ、調整していく方針だ。
この日はマツダスタジアム内でマッサージなどリハビリを行った。「思ったより改善具合は遅いけど、日に日によくなっている。患部をマッサージしたら、いい動きになったしね」と穏やかな表情。「真っすぐ走るのは問題ないけど、横の動きが入ると痛みはある」と不安はあるが、11日にも本格的にランニングを再開する予定だ。
復帰登板については首脳陣と話し合っているという。現時点でブルペンに入っていないため「楽天戦は難しい」と明かしたが、「コーチとは日本ハムとの2連戦で投げられれば、と話している。ただ、他の投手との兼ね合いもあるから分からないけどね」と語った。
とにかく早くマウンドに戻りたい気持ちで一杯だ。「試合から10日とか2週間離れると、今までつくった体や肩の力が落ちる。2、3日中に(ブルペンで)投げてみて体を元に戻したい」。焦って再び故障をするのは避けたいだけに、今は慎重に段階を踏んでいくしかない。