松山は元気!3安打で唯一の打点
「交流戦、日本ハム5‐1広島」(15日、札幌ド)
鯉打線が放った安打は、わずか5本。日本ハム投手陣に苦しめられた中、ただ1人、気を吐いたのが広島・松山だった。唯一の打点となる適時打を含む3安打。6日のロッテ戦(尾道)以来、今季2度目の猛打賞で好調をアピールした。
今はチャンスで立つ打席が待ち遠しい。六回1死二塁の得点機で、ウルフから中前へ運ぶ同点適時打。「僕まで回してくれと強く思っている。回ってきたら、絶対に走者をかえしてやろうと思っている」と、力強く言い切った。
前日の練習中に新井打撃コーチが打球を顔面に受け、頭蓋骨骨折の重傷。そのためこの日は今季初めて同コーチ不在のベンチとなった。「器用にバットに当ててしまうので、(内角に)入る球を狙え」とアドバイスされ、打撃が開花した松山も、複雑な思いで試合に臨んだ。
「新井さんがいなくてもしっかり自分たちの打撃をして、安心して戻って来てもらえるようにしたい」。グラウンドに来られない新井コーチのためにも、心配を掛けないように奮起することを誓った。
交流戦の打撃成績は51打数23安打で打率・451。「僕の中でいい状態はキープしている。負けはしたけど最高の結果が出た。あとは勝ちにつなげる打撃ができれば」。松山の前にチャンスをつくれば、何とかしてくれるはずだ。