松山、先発奪取!燕左腕・八木撃ち指令
交流戦で打率・429を残した広島・松山竜平外野手(27)が20日、再開するリーグ戦(21日・ヤクルト)で左投手を打ち崩し、定位置奪取とAクラス死守を誓った。
リーグ戦再開を翌日に控え、松山の瞳は燃えていた。「レギュラーは左右に関係なく打つ。左投手に苦手意識はない」と鼻息を荒くした。
右投手が先発時にスタメン出場した交流戦。力強いスイングで安打を量産した。18日の日本ハム戦(マツダ)では、二刀流の大谷から右越えソロ。新人右腕にプロの洗礼を浴びせた。
この打撃に首脳陣の評価は急上昇だ。21日はオーソドックスなフォームの左腕・八木が先発。野村監督は「打撃コーチの判断もあるが、正統派の左投手なら先発で行ってもいい」と、左投手にもかかわらず、先発での起用を明言した。
今季、左投手には5打数1安打と、対戦経験は少ない。それでも“鯉のアンパンマン”に一切、気後れはない。「(交流戦は)自分のタイミングでバットが振れた。右と同じように自分の打撃をするだけ」と鼻息を荒くした。この日は全体練習に参加し、室内練習場でフリー打撃などを行った。
現在、チームは借金8の3位。「今の順位を大事にして上を狙っていきたい」。自身の打撃を貫き、左投手相手でも、特大のアンパンチで粉砕してみせる。