鯉の希望じゃ!ルイス豪快弾&猛打賞
「阪神4‐3広島」(29日、甲子園)
広島・ルイスが3号ソロを含む、3度目の猛打賞と大暴れ。
初回、メッセンジャーの初球、142キロを中前にはじき返すと、一塁ベース上で珍しくガッツポーズ。切り込み隊長が速攻の流れをつくり、松山の2点先制二塁打を呼び込んだ。
2‐0の三回には2球目の138キロカットボールを強振。打球は風にも乗り、左中間にズドン。「コースに逆らわず良い方向に打ち返せた」。5月15日・ソフトバンク戦(マツダ)以来、納得の一発でリードを広げた。
3‐1の五回は2死から四球を選ぶと、すかさず二盗。ノリノリの助っ人は七回にも右前打を追加した。3安打ともファーストストライクを逃さぬ積極性。「いい状態でバットが振れてきた。ボールがよく見えて来た。積極性?これが本来の姿」と、胸を張った。
開幕から調子が上がらず5月24日に抹消。「2軍では毎日ゲームに出て課題に取り組み結果が出た。1軍でもいい流れで結果が出ている」。言葉通り、15日に再登録されてから27打数10安打、打率・370と復調した。連日の逆転負けに「悔しい展開になった」と嘆いたが、気温とともに上昇一途のルイスが明るい材料だ。