マエケンに熱視線!ブ軍GM補佐視察へ

 広島・前田健太投手(25)が12日、マツダスタジアムで13日先発する阪神戦(京セラ)に向け調整。今季は5試合に投げ3勝1敗、防御率0・25と抜群の相性を誇る虎を斬り、連敗ストップを誓った。また試合には来日中の大リーグ・ブレーブスのドム・チティーGM補佐が初視察する予定。メジャーの注目も高まる中、4年連続2桁勝利を狙う

 巨人に5年連続カード負け越しの屈辱は、勝利で払拭(ふっしょく)するしかない。マツダで軽めの調整を終えた前田健は「連敗を止めたい。悪い流れは早く断ち切る」と、連敗を4(1分け含む)で食い止めることを固く誓った。

 6日、マツダで7回無失点に封じた阪神と2週連続の対決。「やりにくさしかない」とは言うが、今季は抜群の相性を誇る。5試合に投げ3勝1敗。36イニングを投げ、わずか1失点、防御率0・25の虎キラーだ。

 勝てば4年連続2桁勝利。鯉投では川口和久の6年連続(86~91年)以来、10人目となる。「数字は気にしていない。一つでも多く勝つことだけ」と、エースにとってはあくまで通過点。個人記録より、悲願のCS進出しか頭にない。

 昨季は9月に大失速し、3位を逃した。「今も大事だけど9月に勝負どころは来る。その時、優位な位置にいないと。単純に自分が最悪なら、優勝もCSも遠のく。それに近付くには自分が最高の成績を出さないと。それなり(の成績)ではいけない。先発である以上、貯金をつくる」。3位・中日とは0・5ゲーム差。し烈なAクラス争いはマエケンが鍵を握るのは間違いない。

 右腕への視線は国内だけではない。13日の阪神戦には大リーグ・ブレーブスのGM補佐・ドム・チティー氏が視察に訪れる予定。メジャーのスカウトが前田健をチェックするのは珍しくはないが、幹部直々に足を運ぶのは“本気”の表れか。3月のWBCでは大会のオールスターチームに選出された、世界のエースに対する注目は高まるばかりだ。

 今季は右腕の筋肉の炎症や右脇腹痛で2度抹消。前回の阪神戦でも右肘の違和感を訴え、7回で降板した。「肘はもう大丈夫。暑さとの闘いだけどドームだし涼しいし、体力的には心配ない。体の状態は悪い時に比べれば今の方がいいけど、自然に良くなることはない」。疲労はある。体も万全ではない。それでも残り43試合、フル回転で周囲の注目に応えてみせる。

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