プリンス堂林骨折だった…今季絶望も
広島の堂林翔太内野手(22)が23日、広島市内の病院でCT検査とMRI検査を受け、「左手第3中手骨骨折」と診断され、出場選手登録を抹消された。加療は3~4週間で、その後約2週間のリハビリが必要。実戦復帰まで5~6週間の見込みで、今季の公式戦復帰は厳しい状況だ。
患部を添え木と包帯で固定した堂林は「この時期にチームを離れるのは自分としても悔しい」と無念の表情を浮かべた。
20日の中日戦(岐阜)で左手に死球を受け途中交代。岐阜市内の病院で検査を受け、「打撲」と診断されていた。しかし2日が経過した22日になっても、回復の兆しは見えなかった。野口チーフトレーナーは「痛みがあったし、腫れもあった」。この日の再検査で骨折が判明した。
練習前に会談した野村監督は「アクシデントだから。本人が一番悔しいと思う」と気遣った。
今後は大野練習場などで、復帰へ向けて再スタートを切る。「酸素カプセルに入るとか、できることをしたい。早く戻りたいと思っている」と堂林。早期復帰へ向け全力で取り組む構えだ。