広島・丸佳浩外野手（２４）が２日、マツダスタジアム内で首脳陣から“個人レッスン”を受けた。この日は全体練習が休みだったが、野村謙二郎監督（４６）が本調子ではない丸を指名し、新井、緒方両打撃コーチとともに球場内の室内練習場で約１時間の打撃練習を敢行。ＣＳ進出へ鍵を握る若武者を集中的に鍛え直した。

　外部からは見えない“密室”で手取り足取りの指導が行われた。その室内では、新井、緒方両打撃コーチが見つめる中、野村監督が投げる球を丸がひたすら打っていたという。

　休日返上で首脳陣に囲まれ、バットを振った丸は「いい感じでした」と納得した表情。テークバックのときの腕の状態などを確認したもようで、新井打撃コーチも「いい感じでやれていた」と満足そうに語った。

　今季はチームの主軸として試合に出続けている丸。３日からはＣＳ争いの最大のライバル、４位中日との対戦が始まるが、「目の前の試合に全力で行く。最近は（カードの）頭を取れているので、明日もきっちり取れればベスト」と力強く言い切った。