バリ全快8勝目!CSへ休んでられん

 「DeNA1-5広島」(7日、横浜)

 アクシデントの影響を、全く感じさせなかった。広島・バリントンが7回を1失点に抑え、自身4連勝で今季8勝目をマーク。前回8月31日の阪神戦で左膝に打球を受け、二回途中に降板して以来の登板だったが、心配はご無用だった。

 丁寧かつ強気な投球で、強打のDeNA打線に立ち向かった。与えた四球はゼロながら、死球は2個。相手に踏み込ませないようにしっかり内角を攻め、犠飛による1点に食い止めた。「早い回に味方が得点をしてくれたので自分の投球ができた」と振り返った。

 ブランコを封じたのも勝因だった。一回は2死一塁で空振り三振。四回は無死一塁で、外角のスライダーを引っかけさせて遊ゴロ併殺打。五回は2死二、三塁のピンチだったが、中飛に抑えた。「ブランコは走者を背負った場面で対戦したくない打者。五回以外はブランコの前に(得点圏に)走者を出さなかったのがよかった」と微笑んだ。

 ケガを理由にローテから外れる気持ちはなかった。1週間前の阪神戦で痛めた左膝は腫れたが、この日の登板に向けて調整してきた。「トレーナーと話して治療したので痛みはなくなった。低めに制球できたし、問題ない」とさらりと言った。

 負けられない試合で役目を果たしたバリントン。「この時期はすべての試合が重要だけど、普段通り自分の投球をするだけだよ」。上り調子の助っ人右腕がこれからもCS進出へフル回転する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(カープ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス