マエケン、バレ封任せろ「いい状態」
広島・前田健太投手(25)が9日、神宮球場サブグラウンドで10日に先発するヤクルト戦に向け調整。プロ野球記録の55本塁打超えを狙う4番・バレンティンを封じた上で、悲願のCS進出へ再加速する意気込みを示した。
「特別な投球をするわけではないけど、気を付けないといけない打者。いい場面で回ってくるのが4番だし、抑えないといけない。場面を見ながらうまく投げていければいい」と、全力で阻止するつもりだ。
チーム投手陣は今季、バレンティンに53本塁打中、リーグ最多の12本を献上している。マエケン自身、6月23日の対戦時には3ランを被弾した。それでも「この前の対戦ではないし、印象にも残っていない。引きずるものでもない」と話し、前回7月14日の対戦では2三振を奪うなど苦手意識はない。
10日は8月6日以来の中5日登板。今後も中5日を続ければ、今季は残り5試合の先発が可能になる。自身6連勝中で、現在リーグ断トツの防御率1・92。ハーラートップ13勝へも1勝差。4位の中日、DeNAが2ゲーム差に迫る中、絶好調のエースが頼りだ。
「いい状態はキープしている。試合も少なくなってきたし、できるだけ登板数も多くいければ」と闘志をみなぎらせたマエケン。残り20試合、いよいよ全開スパート態勢に入る。