キラ140mマツダ最長弾でG倒!鯉4連勝

 「広島4‐2巨人」(14日、マツダ)

 広島が今季3度目の4連勝!キラ・カアイフエ内野手(29)の14号3ランで、逆転勝ちした。三回、右翼席上段にあるパフォーマンスシート前面の壁面広告にぶち当てる、推定飛距離140メートルの特大弾だ。4位・中日がDeNAに敗れたため、ゲーム差は今季最大タイの3・5に広がった。

 衝撃的な一打だ。秋晴れの青空に舞い上がった打球が、失速することなくグングン伸びた。今季2番目の3万2047人が詰めかけたマツダスタジアム。その度肝を抜く超特大の逆転アーチ。キラが推定飛距離140メートルの3ランをぶちかました。

 0‐1の三回2死一、三塁だ。「手応えはあった。自分の中では一番くらいの当たりだね」。杉内の初球、140キロの真ん中低め直球をフルスイングした。打球は一直線で右翼方向へ。1階席を飛び越え、パフォーマンスシート前面の壁面広告に直撃した。

 09年に開場し5年目を迎えた同球場。左翼席後方にある防球ネットへ打球が当たったことはあったが、右翼席の同席へはない。「あそこまで飛んだのは初めて見た。ビックリした」と野村監督。開場からほぼ全試合を観戦している鈴木球団本部長も「(推定140メートル弾は)記憶にない」と驚きの声を上げた。

 野村監督と行った休日返上の打撃練習が好調の要因だ。9日の神宮室内練習場。野村監督がキラを誘い特打を行った。野村監督からは、ミートポイントを前にすることを助言された。「あのあとから打撃が変わった」と球団スタッフ。10日からのヤクルト3連戦で2発。指揮官の的確な一言が、この日の特大弾にもつながった。

 さらにエルドレッドの存在も大きいという。同ヤクルト3連戦で3戦連発したE砲。緒方コーチは「カントリー(エルドレッド)が刺激になっていると思う」と分析した。

 この試合前までで、今季巨人戦は17試合で3勝12敗2分け。K砲の一撃で、チームは7月25日の対戦(東京ドーム)以来となる白星をゲットした。

 これで今季3度目の4連勝。4位・中日が敗れ、ゲーム差は今季最大タイの3・5となった。

 「今は、体の調子はいい。いいスイングもできている」。助っ人の特大弾が、野村鯉をまた一歩、悲願CS出場へ前進させた。

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