菊池、球団初の2ケタ弾&犠打セ1位

 「巨人4-7広島」(21日、東京ド)

 優勝を願うG党を攻守で沈黙させた。広島勝利の立役者。投手がマエケンなら、野手は菊池だ。初の2桁本塁打となる一発を放つなど存在感を示した。

 4‐0の六回先頭。2ボールから杉内が投じた真ん中に甘く入った直球を振り抜いた。打球はオレンジに染まる左中間席へ。「バッティングカウントだったので積極的に振ろうと思っていた」。自身初の2桁本塁打となる10号だ。

 2番打者の役割もきっちりとこなした。0‐0の四回無死一塁で一塁線へ送りバント。リーグ断トツとなる47個目の犠打を決め、この回の4点を呼び込んだ。

 これで球団史上初の「2桁本塁打と犠打数リーグ1位」が視界に入った。球界でも過去17人しか達成していない記録。35個で犠打数2位の大和(阪神)が故障で今季中の復帰が絶望的なため、菊池の1位は確実だ。

 プロ2年目で定位置を確保した。フルシーズンを戦うのは今季が初めて。疲労が蓄積し、体は満身創痍(そうい)の状態。「あまり野菜を食べないから、少しでもね」。後半戦からは練習後に青汁を摂取。体調管理にも気を配り、グラウンドに立ち続けている。

 巨人の胴上げを阻止すると共に、初のCS出場へまた一歩前進した。「目標は一つしかない。頑張りたい」と意気込んだ背番号33。ラストスパートをかける。

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