小窪弾!お得意G撃ち&好守で存在感
「巨人4‐3広島」(23日、東京ド)
敗戦の中で存在感を示した。6番・三塁でスタメン出場した広島・小窪が3号ソロを放ち、守備でも好プレーを連発した。
美しい放物線を描いた。1‐4の六回1死。今村の初球、真ん中高めの失投を見逃さなかった。「甘い球を一発で仕留めることができた」。納得の一打は、2点差に詰め寄る左越えソロだ。
巨人キラーぶりをみせつけた。この日の本塁打で、対巨人は23打数9安打。打率は・391、2本塁打を誇る。「巨人戦の成績がいい?特に意識はないです」。謙そんしたが、対セ5球団の中で打率3割超えは巨人のみだ。
守備でもオレンジ軍団を黙らせた。三回。1点を追加され0‐3となり、なおも1死二、三塁のピンチだ。ロペスの三塁線への鋭い打球に、体を投げ出し捕球。三塁走者を三本間で挟み、追加点を防いだ。3‐4の七回にも同様のプレーで先頭打者の出塁を阻止。攻守で光った。
CS進出を決めファーストSを突破すれば、ファイナルSで対戦する王者に強烈なインパクトを与えたことは間違いない。
24日からは敵地・名古屋に乗り込み、CS出場を争う4位・中日との直接対決3連戦だ。大一番を前に「自分ができることをしっかりやるだけ。それが一番大事」と自然体を強調する。気負いはない。持てる力をすべて出し切り、初のCS切符をつかみ取る構えだ。