広島の前田智が現役引退を表明

 広島の前田智徳外野手兼任打撃コーチ補佐(42)が27日、今季限りでの現役引退を表明し、マツダスタジアム内で会見した。今季も代打の切り札として活躍したが、4月23日のヤクルト戦(神宮)で左手首に死球を受け骨折。手術を受け、復帰へ向けてリハビリしていたが、気持ちの衰えから現役続行を断念。この日までに引退の意思を球団に申し入れ、了承された。

 前田は、1990年のドラフト4位で熊本工から広島に入団。2年目からレギュラーに定着し、3年目の92年には、全試合出場を果たした。95年の5月に右アキレス腱を断裂したが翌年復帰。その後、ケガと戦いながら2007年9月1日の中日戦(広島市民)で、2000安打を達成した。通算2119安打、1112打点、295本塁打。

 天才打者と呼ばれる安打製造機ながら両太もも、両アキレス腱など下半身の故障に泣き続けた。10年からは代打専任で勝負強い打撃を見せていた。

 10月3日の中日戦(マツダ)で引退試合が行われる予定。

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