「やっと終わったな」-前田智引退会見
広島の前田智徳外野手兼任打撃コーチ補佐(42)が27日、マツダスタジアム内で行われた会見で引退表明した。
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(冒頭、本人からあいさつ)
「今年で24年間の野球人生を終えることになりましたので、ごあいさつさせていただきます」
(質疑応答に)
‐引退を決断し、今の思いは?
「言葉は悪いんですが、やっと終わったなという感じです。それから色んな重圧から、そういうものに解放されてホッとしているところです」
‐引退を決断した一番の理由は?
「理由はもう…。とっくに引き際は過ぎていましたんで、毎年毎年、オーナーと話をさせていただいて、過去5年にさかのぼって話をさせていただいて、『代打で違った形で貢献してみたらどうだ?その中でいろいろ勉強することはあるだろうし』と、そういうことをお話をしていただいて、励まされながら、1年1年伸びたと言ったらおかしいですけど。伸びてここまで来たと。それ(引退の年)が今年だったということになるんじゃないですかね」。
‐引退を決めたタイミングは?
「骨折してすぐいろいろと現実を受け入れて、自分の中で復帰するプランを立てながら退院してすぐにリハビリを始めたんです。骨が修復するまでの2カ月くらいの間を計算しながら、逆算してやってきたんですけど、なかなか思うように回復がいかなかった。さすがに今回は無理かなと思い始めたのは、この1カ月くらいですかね」
‐今後についてはどのように考えていますか?
「ユニホームを脱いで、評論家として野球を勉強して、もっともっと…。もちろん自分を磨いていきたいですし、野球をまた勉強しながら自分自身を磨いていきたいと思います」