マエケンCS初戦決定!万全ローテ変更
阪神とのCSファーストS初戦(12日)に、広島・前田健太投手(25)が先発することが9月30日、確実になった。
初戦はやはり背番号18に託す。山内泰幸投手コーチ(40)は「初めてだからね。奇襲をやっても。普通にいこうと思う」と力を込めた。マエケンは今季、阪神戦には6試合に先発して4勝1敗、防御率0・40だ。
3試合制のファーストS。勝ち上がるには初戦必勝が絶対条件となる。それだけに、相性的にも無類の強さを誇るエースで、重要な初戦をもぎとる。
このため、レギュラーシーズン残り3試合の先発ローテが変更される。当初は、前田健は9月26日の中日戦(ナゴヤ)から中6日で3日の中日戦(マツダ)での先発が濃厚だった。だが、それでは中8日でファーストS初戦を迎えることになる。「CSをにらんで5日に先発する」。12日から逆算して、中6日で初戦に登板できる、5日のヤクルト戦(マツダ)の先発起用が決まった。
ただ、山内コーチは第2戦、第3戦の先発については明言を避けた。マエケン以外の投手陣は、7日から宮崎で行われるフェニックスリーグに参加する。「CSにどう入ればいいのか、ベストが何かを考えながら投げさせたい」。大竹、野村、バリントンの3投手の中から阪神との相性や状態を見極めながら決めていく考えだ。
16年ぶりのAクラス入りを果たし、初めて戦うCS。じっくりと虎狩りの必勝ローテを練る。