セ初戦はマエケンVS藤浪
「セCSファーストS第1戦、阪神‐広島」(12日、甲子園)
難攻不落の広島・マエケンの刺客として、阪神は藤浪を先発に指名した。先発の発表を伝えるアナウンスで藤浪の名前がコールされると、甲子園も大きくどよめいた。
10勝を挙げた大物ルーキー、というだけではない。7月7日には前田健と投げ合って6回無失点。今季唯一、土を付けている実績もある。
楽天・田中らと並び日本を代表するピッチャーに挑んだ未来のエースは初回1死から安打と四球で一、二塁のピンチに見舞われるが、キラを見逃し三振、松山を左飛に打ち取る立ち上がり。
藤浪はそこからペースをつかみ、二、三回を3人ずつで片づける投球、大事な序盤を無失点で乗り切った。