キラ12発&エルド9発!G投粉砕リハ
「セCSファイナルS・第1戦、巨人‐広島」(16日開幕、東京ド)
広島は15日、東京ドームで16日に開幕するCSファイナルSに向けて最終調整した。フリー打撃ではブラッド・エルドレッド内野手(33)、キラ・カアイフエ内野手(29)が140メートル看板弾を競演し、計21発の豪快デモを敢行。ファーストSで阪神を粉砕した両大砲がGも打ち砕く!
両大砲が140メートル競弾で豪快にG倒への、のろしを上げた。フリー打撃では東京ドーム外野席に着弾音が、鳴り響いた。キラが39スイングで6連発を含む12発。エルドレッドが35スイングで9発。ともに外野席上方の看板に一発をぶち当てた。
キラは今季巨人戦打率・222ながらチームトップの3本塁打、11打点。「巨人は攻めてくる投手が多い。個人的には嫌じゃない。何とか打ってやる、と闘争心を起こさせるからね。受け身ではダメ。こっちからどんどん攻めていく気持ちで行く」と、闘志満々。
ファーストSでは4番に入り、第1戦にV3ラン、第2戦に同点二塁打と大暴れ。「プレーオフの雰囲気は好き。タフな試合をどんどん勝ち進み、最後にグラウンドに立ち続けた者が勝利する。思い切ってぶつかっていく。チームがそういう雰囲気になっている」と、チームにも自身にも手応えは十分だ。
一方、エルドレッドは今季巨人戦打率・240、2本塁打、6打点。6番に入ったファーストSでは第2戦でメッセンジャーから勝ち越し打を放ち、上り調子だ。「どんどん大きな挑戦になるのは楽しみ。僕とキラの役割は得点圏で追い付く、ひっくり返すこと。相手より1点でも多く点を取って勝利する」と、勝利を決める一打を請け負った。
阪神戦は4番・キラ、6番・エルドレッドがはまったが、初戦の左腕・内海に対し変更もある。「エルドレッドは張り切っているし、そういうのも考えたい」と野村監督。シーズン同様、3番・キラ、4番・エルドレッドに戻す打順が有力だ。
初のCS出場を決めたのは終盤、KE砲の貢献が大きい。9、10月は16勝9敗1分けでリーグトップ。13勝12敗2分けの巨人を大きく上回る。勢いなら赤ヘル。「自分たちの野球をして4勝する」とキラ。両大砲が虎に続き、巨人も粉砕する。